サーフィン

サーフィンが上手くなるための考察

サーフィンが上達するプロセスは、しばしば運に左右されるように見えがちです。

しかし、私は「上達へのステップ」は必ず存在し、誰しもが上達の階段を登ることができると考えます。

ここでは大会で勝つなどと言った、人と競うための「上達」ではなく、海との一体化を目指し、自分自身の学びや経験が自己成長へとつながることを「上達」とします。

サーフィン上達の第一歩は、「小さな気づき」から始まります。

例えば、ある波で「上手く乗れたかもしれない」という感覚や、「どの波を選べば良いのだろう?」といった漠然とした疑問がこれにあたります。

この小さな気づきは、次に「着眼」となります。

サーフィンの「なぜ?」に具体的な視点を持つことで、漫然と波に乗るだけではない能動的な学習が始まります。

この段階では、海と自分のコンディションに目を向けつつ、五感をフル活用した情報収集が重要です。

私たちは、サーフィンにおいて「認識→整理→分析→推論→評価→意思決定→戦略」という一連の連鎖を経験すると仮定します。

認識:ぼんやりとでも、自分の行動と結果、周囲のサーファーの動き、海で起きている現象を捉えます。(例えば、テイクオフのタイミング、波の崩れる位置、ボードの向き)このフェーズでは動画撮影が有効です。

整理:捉えた現象から意味と秩序を与えます。つまり、言語化をし、自分が断片的に捉えた情報を類似性や関連性に基づいて分類します。言語化と分類は本当に必要な情報を選び出し、それ以外の情報を捨てることで思考をシンプルにします。

分析:「比較する行為」です。差分を見ます。

比較対象は主に4つです。

1.自己の異なる時点での比較:過去の自分 vs 今の自分、成功時 vs 失敗時

2.自己と他者(上級者・プロ)の比較:自分のライディング vs 上級者のライディング 自分のライン取り vs 上級者のライン取り

3.理想と現実の比較:理想的なフォーム vs 実際のフォーム

4.複数の情報源の比較:異なるコーチや教材から得た情報を比較し、自分に最も合ったアプローチや、共通する原理原則を見つけ出すことも分析の一環です。

推論: 分析で得られた結果をもとに、「次はこうすればうまくいくはずだ」という仮説(推論)を立て、それを実際、海で試します。

評価:立てた推論(仮説)をもとに、その結果を評価し、自分の仮説が正しかったか、あるいは修正が必要かを判断します。

意思決定:評価に基づき、次のアクションを決定します。

戦略: 具体的な「戦略」を立て、実践に移します。

上記の連鎖(ドミノ倒し)を繰り返すことで、「大局観」が培われます。

これは、単に個々の波を乗りこなすだけでなく、その日の海のコンディション全体を読み解き、最適な波を選ぶ能力、そして自分の得意な波とそうでない波を理解し、その両方に対応できる応用力へと繋がります。

この「大局観」こそが、サーフィンが「上手くなる」という目標を達成し、さらに次のレベルへと到達するための礎となります。

このように、サーフィン上達の道筋は、小さな気づきから始まり、綿密な分析と実践、そして戦略的な思考へと導くことで、確実なものとなります。

これは、日頃の小さな気づきの積み重ねと仮説検証の繰り返しが、最終的なサーフィン上達へ導くプロセスに他なりません。

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