サーフィンによる恩恵は、ポジティブな作用をもたらすことです。サーフィンは、海に心と体を合わせるスポーツです。サーフィンの主役は波です。サーフィンをすると自然はコントロールできないことを痛感できます。
サーフィンは3つの気づきを与えてくれます。
1.セレンディピティ、2,レジリエンス、3.クリティカルシンキングです。
1.セレンディピティ
セレンディピティとは思いがけない偶然を発見する力のことです。同じ波は2度と来ません。風向きや潮の満ち引き、地形、気圧の変化など様々な要因によって、波は発生します。波のブレイク(高さ、速さ、角度、形、割れ方など)の条件がすべて一致することはありません。波に乗ることは、幸運や偶然が重なり合っていると思いませんか?良い波に乗れたことに感謝し、次の良い波を追い求める姿勢がセレンディピティを高めます。
2.レジリエンス
レジリエンスとは受容力、困難から立ち直る力のことです。波はときに、そのダイナミズムで人を圧倒します。波は自分の力でコントロールすることはできません。自分の力で変えられないことは、受け入れるほかありません。これを受け入れることで自分にできることに集中できるようになります。自分の呼吸のペースや感情のコントロールに目が向き、柔らかくしなやか心の強さを手にいれることができます。
3.クリティカルシンキング
クリティカルシンキングとは物事を疑い、深く考える思考法のことです。サーフィンで体験したことは非常に示唆に富む多層的な表現や教訓を提供してくれます。「波」という自然現象は誰でも理解できます。比喩としての「波」は人生の不確実性・ダイナミズムの象徴としても直観的に伝わります。
サーフィンで得た学びを日常生活に置き換えることで実用的な知恵として役立てることができます。サーフィンは試行錯誤や失敗、不確実性がつきものです。意思決定や問題解決のためにサーフィンを活用するという考え方も十分に有効だと思います。