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ハンディレコーダーの留意点(ポイント)

ハンディレコーダーの留意点(ポイント)

ここではハンディレコーダーの留意点(ポイント)について紹介します。

録音のするための3要素は、

1.マイク(音の入力)
2.プリアンプ(音の増幅)
3.レコーダー(音の記録)

です。

マイク(音の入力)→プリアンプ(音の増幅)→レコーダー(記録)のフローで録音を行います。

ハンディレコーダーはこれらの要素をすべて含んでいるため、機材1台で気軽に録音することができます。

1.マイクについて

マイクは音(空気振動)を捉える、録音全体の入り口部分になります。

仕様書には数々の記載がありますが、ここでは3つのポイントを紹介します。

周波数特性

指向性

ステレオマイキングの方式
XY方式

ステレオマイキングの方式の種類は"こちら"をご参照ください。

これらを考慮した上で、適正なレベルで録音することを心掛けましょう。

参考サイト
:DPA
:SHURE

2.マイクプリアンプについて

マイクプリアンプ(通称:アンプ)はマイクで捉えた微弱な信号を増幅するためのものです。
マイクを接続させる機器(ミキサーやインターフェースなど)の入力チャンネルに内蔵されています。
マイク一体型のハンディレコーダーでは音の増幅コントロールを直接行うことができます。

アンプは音の増幅を行う部分です。
ここでは音(微弱な信号)の増幅に伴う"ノイズ"がポイントとなってきます。

S/N比 /(信号対雑音比)
S/N比 とはSignal Noise Ratioのことで入力信号と雑音の関係を比で表した数値のことです。
値が大きいほど雑音が少なく、値が小さいほど雑音が多くなります。

歪み率(THD)
歪みは全高調波歪みとも言います。
歪み率とは波形(音声信号)のひずみの程度を表すもので、一般的には、その波形に含まれる全高調波成分の実効値の総和と基本波の実効値との比として定義されます。
とはいえ、何のことかイメージがつかない方も多いと思いますので、実際に音として聴いてみましょう。

興味がある方は増幅形式や電子回路を調べてみてはいかがでしょう。

参考サイト

3.レコーダーについて
レコーダーは音を記録する部分となります。
音を記録する上でのポイントは3点です。

1.記録メディア(容量)
2.フォーマット
3.サンプリングレート

1.記録メディア(容量)
記録するメディア(媒体)です。
SDカードはじめ、microSD、microSDHC、microSDXCなど多種多様な媒体が存在します。
録りたい時間に応じた容量を選定しましょう。

2.フォーマット
ファイルのフォーマットになります。
録る際はWAV(非圧縮音声)形式に設定するのが一般的です。
ファイルデータの種類は"こちら"をご参照ください。

3.サンプリングレート(ビットレート)
サンプリングレート(ビットレート)とは、
アナログ信号からデジタル信号へ変換する細かさ(処理回数)のことです。
この数値が高いほど高音質となります。

※厳密にはサンプリングレートとビットレートは異なります。

ここまでハンディレコーダーの使い方と留意点について紹介いたしましたが、
最後にもう1つおさえておきたいポイントがあります。

それは電源(駆動時間)です。

野外録音をする場合は特に注意しておかなければなりません。

以上のポイントをふまえて素敵な録音ライフをお過ごしください。

 

   

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