本章では、個人レバレッジ形成モデル(PLFM:Personal Leverage Formation Model)を理論モデルとして提示します。本モデルは本研究における独自の理論的枠組みであり、個人経営者が「どのように」レバレッジを形成していくのかを客観的に記述する構造モデルです。
また、本モデルは仮説モデルとして位置付けており、第7章以降で実施する事例研究、インタビュー調査、および質問紙調査を通じて、その妥当性を検証し、必要に応じて修正・精緻化することを前提としています。
なお、PLFMが示す形成プロセスの動態について、「なぜそのような動きをするのか(Why)」という観点からの説明は、第6章で提示するサーフィン理論によって行います。