台風は不幸を招くか、福を招くか
みなさんは台風にどのような印象をお持ちでしょうか?台風はうずを巻く風の集合体のようなもので、熱帯低気圧とも呼ばれたりします。
台風に起因する災害は風害、水害、高潮害、波浪害などがあります。気象庁のデータによると、令和1年(2019)の東日本台風で損壊した住家棟数は34,403とのことです。(一部損壊を含む)
一方、台風を地球規模の視点で眺めてみます。この台風の「シャッフル力」によって水不足の解消や生態系の維持に貢献しているという見方もできるはずです。ヒトも自然界の絶妙なバランスの上で生かされているのです。
さらに、視座を下げるだけ下げてみます。サーファー視点に立つと台風を待ち望むといった少しおかしな感覚を併せ持つことになります。台風によって創られた「波」はグランドスウェル(台風うねり)とも呼ばれ、千載一遇のチャンスへと転換します。
台風という事実だけがそこにあって、それをどのように捉えるか。台風を通して利点と欠点を考慮した、意思決定のヒントへとつなげたいと思います。
海の気象がよくわかる本
森 朗・著
2012/3/21
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風と波を知る101のコツ
森 朗・著
1998/4/1