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同音異字で多角的に

同音異字で多角的に

 

 元陸上選手の為末大さんの本では、「諦める」について再定義しています。「諦める」は「明らめる」という言葉の捉え方もあるということです。言葉の再定義によって「諦めることがむしろ結果を出す」という新しい発想法を伝えています。

 読み方は同じでも異なる意味を持つ言葉を「同音異字」といいます。今回は、様々な青いものを”とる”方々について紹介します。

 1人目は、青を「撮る」水中写真家、David Doubilet(デイビット・ドゥビレ)です。「人々が海に恋をし、海を守るような写真を撮る」をコンセプトとして掲げています。ニューヨーク生まれのデイビットは、12歳のときにゴム製の麻酔科医用のバッグにボックスカメラを入れて浸水を防ぎながら水中を撮影を試みました。その結果、26,000時間以上を海と写真に投下し、隠された海の神秘を世に広めるパイオニアとなったのです。

 2人目は、青を「採る」植物学者、Anna Atkins(アンナ・アトキンス)です。イギリス出身のアンナは、写真集を最初に出版した人物と見なされています。化学反応を利用した技法を用いて、植物に気品を纏わせています。1843年の「Photographs of British Algae」をはじめ、画期的な視覚効果が施されています。

 3人目は、青を「捕る」サーファー、Jordy Smith(ジョディー・スミス)です。ジョディーは南アフリカ出身のプロサーファーです。パワーサーフィンが特徴的です。サーフィンにはテイクオフと呼ばれる波をキャッチする行為があります。ジョディーはこのテイクオフがとても力強いです。サーフィン上達レッスンシリーズ MASTER SURF #1 Take Offでは、日本でよくあるパワーの小さいワイド気味なビーチブレイクを例に解説しています。波においていかれないようにパワーレスのときは胸を板に押し付けながら前に加重しています。そして、立ち上がるときは頭の位置は変わらず、目線はそのままでヒザを引き入れています。パワーのない波でレールを入れすぎると失速するのでボードをフラットにして波のパワーを最大限に利用。ボトムには降り切らずにパワーゾーンでターンにつなげています。波の状況に応じたベストなテイクオフをしています。

同音異字によって、ひとつの言葉を多角的に捉えることができるのではないでしょうか。

 

 

 

サーフィン上達レッスンシリーズ MASTER SURF #1 Take Off

 

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