学びの循環
海は循環しています。それは海面での風による影響と海水の密度の差異によるものだとされています。今回は「循環」をテーマに学習サイクルについて紹介します。
デビッドA.コルブ(David A. Kolb)という方が提唱した「学習スタイルインデックス」という理論があります。 (さらに、これに基づいて人の)コルブは学習スタイルを「収束型」、「発散型」、「同化型」、「適応型」の4つに区分しました。
「収束型」・・・抽象的思考と能動的実験を好む → 【得意】アイデア実践の応用、問題解決に演繹的推論を用いる
「発散型」・・・具体的な経験と内省的観察を好む → 【得意】クリエイティブ力、異なる視点で物事を見る
「同化型」・・・抽象的思考と内省的観察を好む → 【得意】機能的推論に基づいた理論やモデルケースを生み出す
「適応型」・・・具体的経験と能動的実験を好む → 【得意】積極性で実践的な活動に長ける
コルブは学びのプロセスを ・「見る」 ・「感じる」 ・「試す」 ・「考える」 の4つカテゴリに分けました。 この4つのサイクルを回すことにより、学びが経験として蓄積されるというものです。
もうひとつ、ギブス(Graham Gibbs)という方が提唱した「振り返りサイクル」という理論があります。 省察のフローは下記の7つのステップに分類されます。
・「記述」:
・「感覚・反応」:
・「評価」:
・「分析」:
・「一般的な結論」:
・「個人的な結論」:
・「個人的なアクションプラン」:
このフローを回すことで省察の質を高めることができるそうです。
学習と経験の質を高めるために、循環を意識したいと思います。