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比喩から見たサーフィン

比喩から見たサーフィン

 波はしばしば例え話に用いられます。一番わかりやすいのは「波に乗る」。これはサーフィンをするということではなくて、世の中の風潮や流行を利用して実力以上の成果上げるときのことをさします。ここでは、波にまつわるお二方の事例を紹介します。

 1人目は将棋界の羽生善治さんです。著書「羽生善治の思考」の中では、勝負の流れをサーフィンに例えています。流れに乗るためにベースの力を蓄えた上で、波の力を利用することを考えているそうです。箴言のひとつとして、「波はつくれないが、乗ることはできる」ということばを残されています。

 2人目はサブカル界の帝王、みうらじゅんさんです。著書「さよなら私」の中で人生観をサーファーに置き換えています。「人は人生という波に乗っているサーファーです。」と仰っています。波にうまく乗れなくても次につなげる姿勢が経験であり、努力であると語るMJ氏はきっと生粋のサーファーに違いないはずです。

 おそらくサーフィン経験がない方でもこれらの趣旨は伝わるでしょう。しかし、サーフィンを実際に経験してみると、波に乗る本当のむずかしさと、乗れたときの何ものにも代え難い喜びを知るはずです。 自身のサーフィンスキルを上げることによって、波にまつわる比喩表現のアンテナの感度を高めたいです。そして、そこにある真の意図を理解できるように努めていきたいと思います。    

 

 

 

羽生善治の思考

羽生善治・著

2010/11/29

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さよなら私

みうらじゅん・著

2012/12/25

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たとえことば辞典

中村 明・著

2011/7/26

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