サーフィン

静波サーフスタジアムの料金は高いか?

サーフィンの魅力の一つは、やはり「海がタダ」であることだと思います。誰でも自由に海へ向かい、自然が作り出す波に乗ることができます。だからこそ、人工の波を提供する「静波サーフスタジアム」にお金を払ってサーフィンをするという行為に、「高いのでは?」と疑問を持つのは自然なことだと思います。

とはいえ、スタジアムの料金の背景には、海では得られない価値が確かに存在します。施設では規則的な波が作られ、初心者から上級者まで自分に合った波を選ぶことができます。自然界の波では天候や潮の影響が大きく、どうしても練習が不安定になりますが、ここでは計画的に反復練習ができる点が大きな魅力です。

料金を考えるときには、施設までの交通費も含めた総額で見る必要があります。たとえば、サザンビーチから車で行く場合、片道170km(往復340km)で、燃費10km/L・ガソリン180円/Lとすると、ガソリン代は6,120円。高速料金は片道4,000円、往復で8,000円。(時期やルートで異なります)セッション1回は8,800円(料金の異なる他コースもあり)で、同伴入場料は550円(もしくは個人撮影料1,000円)です。駐車場は無料です。

これらを合計すると、1セッションの場合は同伴入場料込みで23,470円、個人撮影料込みで23,920円になります。1セッションで約10本乗れるので、1本あたり約2,400円という計算になります。

セッション数を増やせば1本あたりの単価は下がります。例えば3セッション行うと、ガソリン代6,120円、高速代8,000円、セッション代26,400円、撮影料1,000円で合計41,520円。約30本乗れるので、1本あたりおよそ1,375円まで下がります。

正直に言えば、これらの金額は決して安いとは言えず、普段の趣味としては高めに感じます。ほかのアクティビティに置き換えれば、もっと安く楽しむ選択肢もあります。それでも私が静波サーフスタジアムに価値を感じるのは、規則的に来る同じ波に何度も挑戦できることで、自分のサーフィンを客観的に見直す機会が得られるからです。撮影によってフォームを確認できたり、同じ波を他のサーファーがどう乗っているか観察できたりするのも大きな学びになります。

海でのサーフィンがタダであるがゆえ、逆に「海は贅沢な場所だったのかもしれない」という考え方も生じています。静波サーフスタジアムで得られる体験は、単に「お金を払って波に乗る」というものを超えて、自分のサーフィンを深く理解するための投資のようなものだと感じています。

だからこそ、一度は足を運んでみる価値があると私は思っています。料金が高いかどうかの判断は人それぞれですが、実際に体験してみれば、その価格に見合った成長や発見があるはずです。波に乗る楽しさだけでなく、そこから広がる新しいサーフィンを味わうきっかけになると思います。

そして、静波を訪れた際のもう一つの楽しみが「さわやかハンバーグ」。地元で愛されるあのハンバーグは、サーフィンで疲れた体を癒し、静波での一日を締めくくる最高のご褒美です。

-サーフィン

© 2025 Kabocha blog Powered by AFFINGER5