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3つの目

3つの目

 目を持つ生物は実に多いです。人間もそのうちの一つです。ここでは、人間視点でよく挙げられる様々な「目」について顧みます。

 「鳥の目」は、俯瞰する目です。空から見渡すことで大局を捉える視点です。

 「虫の目」は、注視する目です。細部に焦点を当てることで本質を見極める視点です。

 「魚の目」は、推測する目です。潮の流れを読むことで傾向を掴む視点です。

 また、最近では「コウモリの目」と呼ばれる視点があるそうです。「コウモリの目」は、反転する目です。物事を逆さに見ることで発想の転換を図る視点です。

 ここで、私なりにもう一つの視点を加えたいと思います。「台風の目」です。台風はうずを巻く風の集合体のようなものです。うずの中心(台風の目)は風が吹き込まないので快晴になることが多いです。そして、この中心周辺が最も雨風が強いと言われています。さらに、台風のサイズも位置も変化しながら、やがて最後には消えてなくなってしまいます。これが、偶発的に繰り返されるわけです。このことから、台風に対して私たち人類ができることは、「備えること」と、「受け入れること」しかできないはずです。また、台風の目を自分中心として置き換えた場合、自分以外の周辺で多大な被害を及ぼしていることになります。そんな戒めと人間の小ささを知る視点が「台風の目」だと考えます。

台風もやがて人工的に操作されてしまうのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

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