サーフィン

価値共創

マーケティングで成功するためのカギは、「価値共創」にあります。単に製品やサービスを提供するだけではなく、消費者が本当に「欲しい!」と思う価値を具現化し、自然に売れる仕組みを作ることが求められます。

重要なのは、製品そのものだけでなく、その背後にある顧客価値をどのように捉え、形にするかです。顧客価値とは、得られるベネフィットと、それに伴うコスト(お金、時間、労力など)のバランスを指します。このバランスが消費者にとって「価値がある」と感じさせる要因となります。

例えば、ブロック玩具LEGO(レゴ)は、かつて自社内で製品を開発し、知的財産の保護を強化していました。この姿勢については、一部の人々から「閉塞的だ」との声もありました。

しかし、現在のLEGOは、社内開発に加えて、消費者参加型の製品開発を行うようになりました。そのきっかけのひとつが、1998年に登場したコンピュータ搭載型レゴ「マインドストーム」です。この製品は子どもではなく、大人を魅了しました。

このとき、ユーザー(大人)たちは、LEGOの想像を超える範囲でコンピュータのプログラム変更を行い、企業側に海賊版や動作不良の懸念を抱かせました。しかし、LEGOはあえてソフトウェアのライセンスに「ハッキングの権利」を付与し、ユーザーが自由に創作できる場を提供しました。

この結果LEGOは、ファン、かつ、コンピュータスキルのエキスパートであるユーザーとともに価値共創を行い、高利益の製品を生み出すことに成功しました。

顧客とともに価値を創造することで、製品の新規性やベネフィットが高まります。さらに物理的、精神的なつながりが強化されると、好循環が生まれます。

あなたが関わる分野でも、LEGOのように顧客と共に価値を創り出すことができるはずです。他の人と価値を共創する方法を考えたとき、新しいアイデアやヒントが生まれるかもしれません。

私の場合、サーフィンを一人で楽しむのではなく、仲間と意見を交換し、楽しみ方を共有することで、自身のサーフィン経験がより豊かになっています。

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