サーフィン

サーファーへ9つの質問

日々の仕事やプライベートで新しいアイデアがなかなか浮かばずに行き詰まりを感じてはいませんか?

「もっと良い方法があるはずなのに」「何か新しいことを始めたいけど、何から手をつけていいかわからない」と、漠然とした悩みを抱えている人も少なくないでしょう。

私たちは知らず知らずのうちに、既存の思考パターンに縛られがちです。そんなとき、頭の中を整理し、新しい発想のヒントを与えてくれるのが、「オズボーンのチェックリスト」です。

これは「アイデア発想の父」と呼ばれるアレックス・F・オズボーンが提唱した、体系的にアイデアを生み出すためのフレームワークです。9つのシンプルな質問に沿って思考を広げるだけで、凝り固まった考えをほぐし、斬新なアイデアを引き出すことができます。

オズボーンのチェックリストは、アイデアをより良くしたり、まったく新しいアイデアを生み出したりするための9つの視点で構成されています。それぞれの質問に、自分の状況を当てはめて考えてみてください。

 

1.転用 (Put to other uses)

→他の使い道はないか? もっと違う使い方はできないか?

 

2.応用 (Adapt)

→他からヒントを得られないか? 類似点はないか?

 

3.変更 (Modify)

→意味や色、動き、音、匂い、形などを変えられないか?

 

4.拡大 (Magnify)

→大きくしたらどうなるか? 期間や頻度を増やしたら?

 

5.縮小 (Minify)

→小さくしたらどうなるか? 軽くしたり、短くしたりしたら?

 

6.代用 (Substitute)

→他の素材で代用できないか? 別の人はどうか?

 

7.再構成 (Rearrange)

→要素を入れ替えられないか? パターンを変えたら?

 

8.逆転 (Reverse)

→逆にしたらどうなるか? 上下や役割を逆にしたら?

 

9.結合 (Combine)

→他と組み合わせられないか? 複数の目的を一つにできないか?

 

それでは、この9つのチェックリストを、「サーフィン」というテーマに当てはめてみましょう。

 

1.転用(例)

ハワイやカリフォルニアでは、サーフボードをキャンバスとして絵を描く「サーフボード・ペインティング」もアートフォームとして確立されています。サーフボードを波に乗る道具としてだけでなく、アート作品として壁に飾ったり、インテリアとして利用するのはどうでしょう。

 

2.応用(例)

ヨットの流体力学的な知見をサーフボードのデザインに応用することで、水の抵抗を減らし、スピードを上げる工夫が生まれました。特に、ボードの安定性を高めるフィンは、ヨットのキール(竜骨)から着想を得ています。

 

3.変更(例)

サーフボードに使うワックスを溶かして、香料や着色料を混ぜ、アロマバーのような製品にした方もいます。サーフワックスメーカーから芳香剤(エアーフレッシュナー)を展開しているケースもあります。

 

4.拡大(例)

近くの海だけでなく、波を求めて日本国内、そして世界へと視野を広げてサーフィンをすれば、より大きなスケールで楽しめます。

 

5.縮小(例)

私の場合、当初は雑記ブログでしたが、サーフィンという特定のテーマに絞り込みました。専門性を高め、読者にとってわかりやすい情報を提供することが目的です。

 

6.代用(例)

自動車産業で開発された、軽量化と強度を兼ね備えたカーボンファイバーなどの素材は、サーフボードにも応用され、軽くて強く、速い動きに対応できるボードを生み出しました。

 

7.再構成(例)

暖かい海のイメージがあるサーフィンですが、ウェットスーツの技術革新によって寒冷地でも楽しめるように。「冬のサーフィン文化」が生まれつつあります。

 

8.逆転(例)

「こうすれば上手く乗れる」などのHow toやプロサーファーの成功例は多く語られます。あえて、失敗談を語ることで新たな学びの場を提供します。失敗は共感を得やすく、多くのサーファーへ学びを引き出すきっかけになるかもしれません。

 

9.結合(例)

サーフィンと他の趣味を組み合わせるのも有効です。例えば、サーフィンとヨガを組み合わせたSUPヨガなどが既に存在しています。

 

オズボーンのチェックリストは、普段の思考に新しい風を吹き込むツールです。ビジネスでも趣味でも、「なぜ?」を自分に問い直すことで、思いがけないアイデアが生まれます。

当たり前の機能を「逆転」させたら、顧客にとってどんな新しい価値が生まれるでしょうか?まったく異なる業界の視点を「結合」したら、どんなイノベーションが起こるでしょうか?

まずは、9つの質問のうち、1つを選んでノートに書き出してみましょう。サーフィンのように、課題にも波があるなら、あなたはそれにどう乗るか。

このリストを手に、ぜひあなたのビジネスの当たり前を疑い、課題解決の「波」を乗りこなしてみてはいかがでしょうか?

 

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